活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

2021-01-01から1年間の記事一覧

ミステリーではなく一人の少年の成長を綴った一冊。

こんにちはしろはです。 今回は『昨日の海は』(近藤史恵/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 昨日の海は 作者:近藤 史恵 PHP研究所 Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ いつも通りの夏のはずだった…

息子がいる方に贈りたい一冊。

こんにちはしろはです。 今回は『明日の食卓』(椰月美智子/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 明日の食卓 (角川文庫) 作者:椰月 美智子 KADOKAWA Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ 8歳の息子を…

心の声との付き合いは自分と他人問わずに難しいものであること。

こんにちはしろはです。 今回は『月の裏に望む』(ことわ荒太/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 月の裏に望む 作者:ことわ荒太 Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ 他人の闇を覗き見る快感。全てが…

少しでも前向きになれる一冊。

こんにちはしろはです。 今回は『生きてさえいれば』(小坂流加/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 生きてさえいれば (文芸社文庫NEO) 作者:小坂 流加 文芸社 Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ 「…

久々に買いたいものがある話。

こんにちはしろはです。 今月の独り言ブログでは「私がここ最近で欲しいもの」について紹介します。 私が欲しいものは"ガラスペン"です! ガラスペンとは 欲しくなった経緯について 行きたい店があること ガラスペンとは つけぺんの一種で,ガラス製のペンで…

一風変わった世界観で描かれる恋愛作品。

こんにちはしろはです。 今回は『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) 作者:森見 登美彦 KADOKAWA Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらす…

自分の生活に何か光の射す一冊。

こんにちはしろはです。 今回は『ジュン丸,お前…。』(ことわ荒太/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 ジュン丸、お前…。 作者:ことわ荒太 Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ 自分で決めた将来を生…

終末医療について考えさせてくれる一冊。

こんにちはしろはです。 今回は『いのちの停車場』(南杏子/著)を紹介します。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 いのちの停車場 (幻冬舎文庫) 作者:南杏子 幻冬舎 Amazon あらすじ 人物紹介 感想・総括 あらすじ 東京の救命救急…

自分が何のために働くのか見つめる機会を与えてくれる一冊。

今回は『手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙』(喜多川泰/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 作者:喜多川…

人にされて腹が立つことを一言で表すと。

こんにちはしろはです。 今月の独り言ブログは"人にされて腹が立つことを一言で表すと"について,私なりの結論を書いてみようと思います。 結論から言いますと,私はこれだと思います。 人の価値観を押し付けられること。 ここ最近ずっと考えていて,正にこ…

意を決して読む一冊。

今回は『嘘 Love Lies』(村山由佳/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 嘘 Love Lies(新潮文庫) 作者:村山由佳 新潮社 Amazon 幼い頃に養父を亡くし、母…

思うようにいかない,生きにくさを表した一冊。

今回は『かがみの孤城』(辻村深月/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 かがみの孤城 作者:辻村深月 発売日: 2017/06/02 メディア: Kindle版 学校での居場…

点と点が線で結びつく瞬間を味わえる一冊。

今回は『甘美なる誘拐』(平居紀一/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 甘美なる誘拐 (宝島社文庫) 作者:平居紀一 発売日: 2021/04/07 メディア: Kindle版 …

もう少し頑張ろうと思える一冊。

今回は『ビタミンF』(重松清/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 ビタミンF(新潮文庫) 作者:重松 清 発売日: 2013/10/04 メディア: Kindle版 38歳、い…

思春期ならではの心理描写を現した一冊。

今回は『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bu…

コロナ禍で私に起きた良い影響。

こんにちはしろはです。 今月の独り言ブログは昨今のコロナ禍で私が感じた良いことを紹介します。 何かと生活が制限されたり,悪いニュースばかり聞かされたりとストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。 少しでも幸せを感じるきっかけとなれば嬉…

人の記憶に残しておく,残ってしまうということ。

今回は『記憶翻訳者 いつか光になる』(門田充宏/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫) 作者:門田 充宏 発売日: 2…

才能・努力について考えさせてくれる一冊。

今回は『ゴールデンタイムの消費期限』(斜線堂有紀/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 ゴールデンタイムの消費期限 作者:斜線堂有紀 発売日: 2021/01/07 …

人生の迷子になってしまったように感じる方に贈りたい一冊。

今回は『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』(町田そのこ/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫) 作者:町田そのこ…

ちょっとした空き時間に気楽に読める一冊。

今回は『余命3000文字』(村崎羯諦/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 余命3000文字 (小学館文庫) 作者:村崎羯諦 発売日: 2020/12/08 メディア: Kindl…

洋服の福袋を買ってみた話。

こんにちはしろはです。 今月は年始に初めて買ってみた洋服の福袋についてメモ代わりに書いてみようと思います。 私自身,洋服は人並み程度に買うのですが,まぁ昨今の情勢からお店に足を運ぶ機会が減っていたんですよね…。(いつも洋服の相談に乗ってくれる…

読書好きにはたまらない,一冊で何度も物語を楽しめる一冊。

今回は『この本を盗む者は』(深緑野分/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 この本を盗む者は【電子特典付き】 (角川書店単行本) 作者:深緑 野分 発売日: 2…

薬物はダメ。ゼッタイ。

今回は『強制終了,いつか再起動』(吉野万理子/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 強制終了、いつか再起動 作者:吉野万理子 発売日: 2021/02/22 メディア…

またまた科学好きな人に贈りたい一冊。

今回は『月まで三キロ』(伊与原新/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。 月まで三キロ 作者:新, 伊与原 発売日: 2018/12/21 メディア: 単行本(ソフトカバー…

科学好きな人に贈りたい一冊。

今回は『八月の銀の雪』(伊与原新/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。 八月の銀の雪 作者:伊与原新 発売日: 2020/12/18 メディア: Kindle版 耳を澄ませて…

在宅ワークで感じたこと。

こんにちはしろはです。 今月の独り言ブログは在宅ワークについて私が感じたことをつらつらと言いたいと思います。 新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えた方も多いのではないでしょうか? 私自身,出勤する日や在宅ワークする日と半々くらいの生活を…

数学とミステリーによるコラボレーション作品。

今回は『文学少女対数学少女』(陸秋槎/著,稲村文吾/訳)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。 文学少女対数学少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:陸 秋槎 発売…

上手くいかない時にこそ御飯が食べたくなる一冊。

今回は『こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は幸せの味~』(栗栖ひよ子/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。 こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は…

敗者復活戦を制すまでの軌跡を綴った一冊。

今回は『今はちょっと,ついてないだけ』(伊吹有喜/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。 今はちょっと、ついてないだけ (光文社文庫) 作者:有喜, 伊吹 発売…

ふつうとは,について今一度向き合わせてくれる一冊。

今回は『たとえ好きなものが見つからなくても』(阿月まひる/著)を読みました。 簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。 ※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。 たとえ好きなものが見つからなくても (角川文庫) 作者:阿…