こんにちはしろはです。
今回は『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。
あらすじ
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!(本書より引用。)
人物紹介
黒髪の乙女:京大一年生。どこか抜けた天然少女。
先輩:京大三年生。密かに黒髪の乙女に思いを射はせる。
感想・総括
今回は夢か現実かわからないような世界観で描かれるファンタジーな恋愛作品です。
名称のない"黒髪の乙女"と"先輩"の視点が交互に場面展開されていきます。
以前,私は本書の著者である森見登美彦さんの作品で"ペンギン・ハイウェイ"を読みましたが,それとは異なった世界観です。
私は勝手にレトロな雰囲気なのかな?と想像して読んでいました。
独特な世界線へどんどん引き込まれていきます。
おいおい,こんなこと起こらないだろという出来事も発生し,思わずクスリとしてしまうことも。
とは言っても恋愛小説であることは間違いないので,もどかしいなと感じてしまうこともしばしば。
先輩の執念深さにはストーカーまがいの雰囲気ありましたけどね…(笑)
サブキャラクター達もあだ名からキャラ性まで独特で魅力的な方々がたくさんです。
森見登美彦作品ならではの世界観を楽しんでいただけたらなと思います!
私は機会を見つけて映画版も閲覧してみようと思います。
評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。
閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ではまたの機会にお会いしましょう!