活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

人生の迷子になってしまったように感じる方に贈りたい一冊。

今回は『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』(町田そのこ/著)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋。
そしてともには生きられなかったあの人のこと――。 大胆な仕掛けを選考委員の三浦しをん辻村深月氏両名に絶賛されたR-18文学賞大賞受 賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。
すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作。その他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。 (本書より引用。)

今回は5つの短編集から構成された作品です。

どの話も"ここではないどこか"や"ここ"といったことがコンセプトとなっています。

私自身も何か新しいことをしてみたいなぁと時折思うことがあるので,それもある意味では近いのかなぁと思いながら読んでいました。

 

感想としては,あー!どれも切ねぇ,でも良い!!くらいには知能が落ちてました(笑)

そのくらい心にグッとくるものがあるものの良い感傷に浸れる作品でした。

短編集と言いながらも,それぞれの作品にはとある繋がりが仕組まれています。

私は気づくのが随分と遅かったですが,読了後にはあー!もう一回読みたいわ,とこれまた余韻に浸ることができました。

 

短編として楽しみつつも,一冊の作品といて楽しんでいただければなと思いました。

私はこれからもこの著者さんの作品を読んでいきます!

 

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!