活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

ちょっとした空き時間に気楽に読める一冊。

今回は『余命3000文字』(村崎羯諦/著)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

余命3000文字 (小学館文庫)

余命3000文字 (小学館文庫)

 

「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」ある日、医者から文字数で余命を宣告された男に待ち受ける数奇な運命とは――?(「余命3000文字」)。
「妊娠六年目にもなると色々と生活が大変でしょう」母のお腹の中で六年も引きこもり、ちっとも産まれてこようとしない胎児が選んだまさかの選択とは――?(「出産拒否」)。
他、「彼氏がサバ缶になった」「不倫と花火」など、書下ろしを含む全26編を収録。(本書より引用。)

今回は5分程度で簡単に読める短編集です。

一冊で26個もの話が読めます。お得ですね(笑)

私は小学生の頃に星新一さんのショートショートにどっぷり浸かっていたのでこういう作品は大好物です。

ちょっとした隙間時間でも気軽に読めるのが最高なんですよ。

 

本作品で私が一番好きな話は"影"という短編です。

こちらはある男性が好きな女性の影を買うというものなのですが,文章表現が悲しいもので何かグッとくるようなものがあります。

たった5分少々で心を満たしてくれる作品は活字嫌いさんにもぜひお勧めしたいです!

 

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!