活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

月曜日の抹茶カフェ【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『月曜日の抹茶カフェ』(青山美智子/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。

 

 

 

あらすじ

 

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日にだけ「抹茶カフェ」を営むことに。ついていない携帯ショップの店員、妻を怒らせてしまった夫、恋人と別れたばかりのシンガー、時代に取り残されたと感じている京都老舗の元女将……。思い悩む人々が誰かの何気ない言葉で前向きな気持ちになっていく――。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。――
(本書より引用。)

 

人物紹介


美保:携帯ショップに勤務。ツイてない日だったためお気に入りのカフェであるマーブル・カフェに立ち寄った。
吉平:マーブル・カフェの若旦那。最近、ガラケーからスマホに買い替えた。
マスター:マーブル・カフェのマスター。

感想

hot teapot

今回は一つのカフェテリアで起こる何気ない日常を綴った作品です。
こちらの続編となっております。(個人的にとても楽しみにしていた一冊です。)

 

sh1roha468.hatenablog.jp

 

書評書いたの、思った以上に前だったんですね。
ブログの体裁が今と全然違くて結構長い事やってんだなぁとも思いました。

今回はココアではなく抹茶が飲みたくってしまいました・・・。
カフェとか喫茶店と呼ばれる場所を舞台とした作品は罪ですねホント(笑)

さて、内容としてはですが相も変わらず短編小説と見せかけた長編小説で最高です。
一見すると関わりがないような?といった人物らが次第に線でつながっていく様はいつ見ても心地良いものです。

現実でもこういった何気ない繋がりはあるんだろうなぁと考えると、どこか人の温かみを感じます。

ぜひ何か飲み物でも用意しながら読んでもらえればなと思います。
きっとあなたに癒しを与えてくれることでしょう!

ネタバレありのコメント

これからはネタバレありのコメントをつらつらと書きますので、見たくないという方はここまでとしてください。
これまで見てくださり、ありがとうございました!

 

全体を読み終えての感想(ただの独り言)

どうしてここまで読んでいてい心が温かくなるのでしょうか。
青山美智子さんのいつどの作品を読んでも満足感が非常にあります。
そして読了後には自身の周りにある何気ない人付き合いを大切にしようと思えます。

前編である木曜日にはココアをでも登場した人物が再登場するのはアツかったです。
こうやって誰彼も、変わらず日常が過ぎていくんだなぁと思うと感慨深いものがあります。

ふとしたら何も目標もなく無為な日々を過ごしているのではないか?と思ってしまうことがありますが、それでも良いんだなって私は思いました。

誰彼にもその人にしか味わえない人生ですもんね。
精一杯楽しんでやろうと思います!!

今回はこの辺で。
閲覧くださり、ありがとうございました。
またの機会にお会いしましょう。