こんにちはしろはです。
今回は『そして、よみがえる世界。』(西式豊/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。
あらすじ
脊損の脳神経外科医の牧野は、医療テック企業役員の元指導医に依頼され、視覚を失った少女エリカへの視覚再建装置〈バーチャライト〉埋設を代理執刀する。脳内インプラント〈テレパス〉を用いたオペは成功したものの、彼女は黒い幻影に脅かされるようになる。
(本書より引用。)
人物紹介
牧野大:脊髄損傷の脳神経外科医。
エリカ:”ホスピタル”に入院中の少女。
感想
今回は近未来のような世界を描いたSF作品です。
もしかしたら近い将来はこうなるのかも?という想像をするだけで楽しくなります。
脊髄損傷ながらも脳神経外科として活躍する主人公の牧野。
私はこういった作品が大好物なので終始ワクワクしながら読みました。
いわゆるメタバース的な要素がふんだんに使われています。
レディープレイヤー1みたいな世界観が好きなのでたまらない一冊でした。
ぜひ想像力をフル活用して楽しんでもらえればと思います。
ネタバレありのコメント
これからはネタバレありのコメントをつらつらと書きますので、見たくないという方はここまでとしてください。
これまで見てくださり、ありがとうございました!
全体を読み終えての感想(ただの独り言)
結末では恵理花があっけらかんとして暮らしていて衝撃を受けました。
ここまで猟奇的な殺され方をしたら精神が崩壊してもおかしくなさそうなのに。
この辺は香苗や篠原が献身的に支えてくれた結果なんですかね。
言うまでもなく、犯罪被害者として刻まれたトラウマが一朝一夕に消え失せることはなく、今後も一生向き合わざるを得ないはずだったが、少なくとも恵理花は、未来に向かって歩き出す勇気を手に入れていた。
(本書より引用。)
いやー、強すぎます。
どのような結末を迎えるんだろ?と思っていましたが、ここまで綺麗にまとめられてしまったのは少々消化不良です。
だとしても全体のSF感はたまらないの一言に尽きます。
いやー、楽しかったなぁと浅い感想しかない私が情けないですね。
今回はこの辺で。
閲覧くださり、ありがとうございました。
またの機会にお会いしましょう。