活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

真夜中乙女戦争【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『真夜中乙女戦争』(F/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。

 

 

 

あらすじ

 

東京は、あと一分で終わる。愛していると言えないうちに―。
愛って、なんだ。永遠って、なんだ。眠れない夜は、どうすればいい。
この退屈は、虚しさは、どうすればいい。どうせ他人になるのに、どうして私たちはどうでもいい話をしたがるのだろう。
どうせ死んでしまうのに、どうして今こうして生きているんだろう。
死ぬまでに本当にやりたかったことって、一体なんだったのだろう。
いま、青春小説史上、恋愛小説史上、犯罪小説史上、最高に過激で孤独、そして正しく、美しい夜更かしが始まる。
(「BOOK」データベースより引用。)

 

人物紹介


:眠れない日々を過ごす大学生。かくれんぼ同好会というサークルに応募する。
佐藤:私とは高校生からの縁。関西弁だったが上京して標準語になった。
先輩:かくれんぼ同好会所属。非常に憂鬱で美しい顔立ち。
黒服:私と一緒に廃墟に映画館をつくる。

 

感想

今回は大学生に焦点を当てた作品です。
なんだか、主人公の私だけでなく作者の声まで聞こえてきそうな一冊でした。

日常を送っていて生き辛いなと感じる瞬間はありませんか?
なんだか肩身の狭い思いをしているなと感じる瞬間はありませんか?
そういったことを思う人に刺さる一冊ではないでしょうか。

大学生って自由なものだと思っていたけど、ある程度の自由を手にしたからこそどうしようもない現実に打ちひしがれる。

まさに戦争。
彼らが何をなそうとしているのか。
ぜひ自分の気持ちと照らし合わせて読んでもらえればなと思います。

ネタバレありのコメント

これからはネタバレありのコメントをつらつらと書きますので、見たくないという方はここまでとしてください。
これまで見てくださり、ありがとうございました!

 

全体を読み終えての感想(ただの独り言)

正直、何が良かったのかわからなかったのが感想です。
これも年を取って社会の一部となってしまったということなんでしょうか。
なんだか、大学一年生の頃にこの作品に出会っていたのなら感じ方も違ったんだろうなぁと悲しくなりました。

年代によっても、立場によっても捉え方が大きく変わりそうな一冊だと思いました。

大学生の頃って目の前にある課題とかバイトに追われる日々だったので、こうして疑問に思う暇もなかったからなぁ。
とは言っても、もし大学一年生に戻れたらと思うと様々な後悔が出てきます。

大学生という日々を過ぎてしまったからこそ、あの頃こうだったらなぁと後悔するんですよね。
どうやら私には刺さらない一冊でしたが、大学生には刺さる一冊ではないでしょうか。

映画化もしているとのことですが、映像で見たらまた印象も変わるのかな。
機会があったら見てみようと思います。

今回はこの辺で(どう書いたらいいのかわかりませんでした)。
閲覧くださり、ありがとうございました。
またの機会にお会いしましょう。