活字紀行

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『ジョゼと虎と魚たち』 著者 田辺

今回は『ジョゼと虎と魚たち』(著者 田辺聖子)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。

短編小説であるため,登場人物紹介は割愛させていただきます。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

 

足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。世間から身を隠すように暮らし、ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、管理人として同棲中の、大学をでたばかりの恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」のほか、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。

(裏表紙より引用)

 

今回は女性視点で描かれた恋愛短編小説となっています。

どちらかといえば女性向けの小説かな?といった印象を受けます。

ただ,男性であろうときっと楽しめるはずです!

あと大阪弁を話す登場人物が多く出てくるので,馴染みのある人には特にオススメです。

私自身も大阪弁ではありませんが,一時期は関西弁を話していたので懐かしい気持ちになれました。

 

さて,表題にある『ジョゼと虎と魚たち』では足の不自由なジョゼという女性が登場します。

障碍者”は一見生々しく描かれがちですが,不器用さだけでなく淡い恋心も描かれています。

やはり女性が読むと,女性ならではの感想が出てくるのでしょうね。

短編小説というだけあって活字が苦手な方にもオススメです!

 

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

  

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

 

 

 ではまたの機会にお会いしましょう!