活字紀行

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『屋上のテロリスト』 著者 知念実希人

今回は『屋上のテロリスト』(著者 知念実希人)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

 

物語の始まりは1945年11月15日。

この日を境に「日本」という国は地図から消え去った。

そこから月日は流れること2017年。

自殺をしようとしていた彰人は突然,沙希から「バイトしない?」と提案される。

分断された「日本」はめちゃくちゃになればいいという沙希からテロの誘いを受けた彰人。

そして日本の行方は…?という話です。

 

酒井彰人(主人公):高校生。自殺しようとしていたところ,沙希に見つかりテロに巻き込まれる。

佐々木沙希:容姿端麗。彰人より前に転入。不登校。「壁」のあるこの国がめちゃくちゃになればいいと思っている。

二階堂貴志:西日本共和国大統領。

芳賀太郎:東日本社会労働党書記長。

 

もし「日本」が東西に分かれていたら,

もしそれぞれで「社会主義」と「民主主義」がなされていたら,という

言ってしまえば「If」の話となっています。

 

本音で言えば最初は何が何だかよくわからなかったです…(笑)

ただ,読んでいくとどんどん内容というか世界戦(世界観)に引き込まれました。

沙希がすごいなー,うまくいって良かったなーという感じです。

 

ただ,個人的にはサブキャラクター達の人間らしさが凄い好きでした。

特に二階堂大統領の人間らしさが最高でした!

 

評価は 3.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

屋上のテロリスト (光文社文庫)

屋上のテロリスト (光文社文庫)

 

 ではまたの機会でお会いしましょう!