今回は『星空は100年後』(著者 櫻いいよ)を読みました。
簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。
高校一年生になって初めての夏休み。
雅人や賢はサッカー部に所属しているものの,
美輝は以前と同じように3人で楽しく過ごせると思っていた。
しかし,雅人に彼女ができてから思うように過ごせなく疎ましく思っていた美輝。
そんな彼女の貴美子が突然事故に遭って昏睡状態に陥ってしまう。
彼女の再生を願う中で彼らが何を思うのか,という話です。
美輝(主人公):現在高校一年生。母親と2人暮らし。中一の時に父親を事故で亡くす。
雅人:美輝とは幼馴染で毎日学校に通う仲。2か月前に彼女ができる。
賢:美輝や雅人とは小学校高学年からの付き合い。サッカー部のエース。
町田貴美子:雅人の彼女。元彼とは悪い噂が尽きない。
お母さん:3年前は専業主婦だったものの,現在は美輝のために働く。
お父さん:3年前に運転中に病気になり死去。
いい大人になってこういう青春ものを読むのもどうかと思いますが,
美輝の雅人に対する執念(?)がどうも共感できなくて…。
まぁ私は男性ですし,共感できるかどうかは人それぞれですしね!
なんにせよこういう幼馴染の関係って素晴らしいものですよね。
私にはこういう幼馴染がいなかったのでとても羨ましい限りです(笑)
さて,男目線の私からして賢の佇まいが本当にかっこよかったです。
こんな男友達居たら最高ですよね(笑)
雅人が貴美子を思う気持ち,貴美子が雅人が思う気持ちはとても綺麗でした。
美輝は…個人的にイライラする場面もありましたが…(笑)思春期特有の
複雑な心境が響いてきました。
大切な人がそばにいる人,周りの人の大切さに気付ける,そんな作品でした!
中でも私の好きなセリフはこちらです!
泣かれるより笑っていられるほうがいいけど,
泣きたいときに泣ける場所になるのも,悪くないだろ
評価は 3.5/5.0 とさせていただきます。
閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ではまたの機会でお会いしましょう!