活字紀行

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100万回生きたきみ【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『100万回生きたきみ』(七月隆文/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

 

あらすじ

美桜は100万回生きている。様々な人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。「きみに生きててほしいんだ」そう笑う光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、2人は恋人に。だがそれは偶然ではない。遙かな時を超え、再び出逢えた運命だった──。100万の命で貫いた、一途な恋の物語。(本書より引用。)

 

人物紹介

安土美桜:100万回生きた女子高校生。

三善光太:屋上から身投げした美桜を救った高校生。

ハルカ:二人とは幼馴染。

 

感想

今回は何度も転生する中で描かれる恋愛小説です。
本書の著者である七月さんはどうしてここまで奇麗な恋愛小説が書けるのでしょうか。
以前、こちらの作品を読んだことがありますが、こちらの作品とは違った美しさがあります。

この作品は本当に泣きました。
切なすぎて恋愛小説で初めて泣いた思い出ある作品です。
興味があればこちらもぜひ!!

 

さて本書の感想に戻ります。
タイトルから"100万回生きたねこ"を彷彿とさせますね。
あの作品を読んだのは子供の頃なのでどこか懐かしい気持ちになれました。

 

こちらはどんな作品なのかなーと思いながら読んでいましたが、突然スケールが大きくなって驚いたのを覚えています。
ただ、非常に読みやすく理解しやすいと思います。
ぼくは明日、昨日のきみとデートするとは違った切なさがありながらも、どこか優しい気持ちになれる内容です。

 

本書はたまたまSNSの広告で見かけた作品でしたが、読んで良かったです。
片手間に楽しめる作品ですので、興味のある方はぜひ!

 

こんな方にオススメ

 

  • 恋愛小説が好きな方。
  • SF小説が好きな方。
  • まだまだ小説に読み慣れていない方。

 

評価

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!