活字紀行

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『昭和少女探偵團』 著者 彩藤アザミ

今回は『昭和少女探偵團』(著者 彩藤アザミ)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

 

時は昭和六年。

どこか物足りないと感じながらも女学校生活を送る主人公の花村茜。

そう思っていた所,とある事件をきっかけに互いに変わり者である潮,環と一緒に探偵団を結成する。

心の穴を埋める術を見つけた主人公は一体どんな生活を送るのか…という話です。

 

花村茜(主人公)文人の父と母をもつ女学生。楽し気な女学校生活を送りつつもどこかで物足りなく感じていた。

夏我目潮:無口で人の輪に入りたがらない性格。軍人の家族をもつ。

丸川環:潮以上の変わり者。ただ,転入して以来は満点以外修めたことが無い程の成績優秀者。

 

舞台は昭和,実際にもこんな話があったかもしれないし無かったかもしれない。

主人公は比較的(?)常識人であるのに対して残りの2人はなかなかのくせ者。

物語の序盤からその存在感を醸し出しています(笑)

 

さて,とある事件を境にこの3人で探偵団を結成するのですが,最初はうまくいくのかな,だなんて思っていました。

ただ,思った以上に潮と環と相性が良いことたるや。

時折,あれ主人公必要か?だなんて思うくらいでしたが,うまく2人のサポート役を徹しています!

 

何とか探偵団としての形となり,彼女らの生活を満たしていきます。

具体的な事件等については伏せておきますが,一風変わったような?3人組が力を合わせて探偵団として奮闘していく様を見て欲しいです!

 

学生時代ならではの1つの楽しみ方を思い出させてくれる,そんな作品でした。

 

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

昭和少女探偵團 (新潮文庫)

昭和少女探偵團 (新潮文庫)

 

 

ではまたの機会でお会いしましょう!