活字紀行

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『93番目のキミ』 著者 山田悠介

今回は『93番目のキミ』(著者 山田悠介)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

 

通称”スマロボⅡ”を購入した也太。

”シロ”と名付けて掃除や洗濯,ギャンブルといったことに使い何気ない日々を送っていた。

そんなある日,佐竹都奈と弟の和毅と出会ったことで也太とシロの生活は大きく変化する。

そんな彼らを待ち受ける運命とは…という話です。

 

植木也太(主人公):ロボットオタクの大学生。

婆ちゃんからもらった金で新型後継ロボット,通称”スマロボⅡ”を購入。

シロシリウス自動車によって作られたスマートロボットⅡ。

也太が購入し,”シロ”と名付けられる。

佐竹都奈:也太と合コンで出会った1つ年上の女性。

容姿端麗でシロを通じて仲良くなる。

佐竹和毅:都奈の弟の野球好きな小学生。生まれつき体が弱い。

 

もしも,現代にこのような自立型のロボットがいたら…という気分にさせてくれる作品でした。

いつか世界にもこんな生活が来るのかも?

 

私自身,AIについて勉強していたことがあるため多少に知識があります。

ただ,このような汎用型のAIは実現するとかしないとか…?

 

こんな余談はこの程度にして,今回はロボットと共に暮らす青年の話です。

いずれはAIに仕事が…ということは置いておき,楽な生活もいいなと楽観的に思いました。

 

以前読んだ作品でも似たようなことを感じましたが,日々を大切にして多少なりとも生き方を変えようと思えるような作品でした。

 

必ず,読む前と後で何らかの形となって残ってくれるはずです。

意外にも表紙にタネが仕込まれていて?思わずドキッとしました(笑)

私が読んだのは文芸社文庫のものでしたが。

私自身,この作品を読んだ日の次の日から意識を変えてみようと思いました。

 

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

 

93番目のキミ

93番目のキミ

 

 

ではまたの機会でお会いしましょう!