活字紀行

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』(佐伯さん/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……(本書より引用。)

 

人物紹介

藤宮周(あまね):高校生でありながら一人暮らしをする身。荒んだ生活を送る。
椎名真昼:学校一の美少女で天子様と称される。周と接点をもつようになる。かわいい。
赤澤樹:周の数少ない友人。周りからはバカップルと言われる大切な彼女がいる。
白河千歳:樹の彼女。樹からは"ちぃ"と呼ばれる。かわいい。

 

感想

今回もいつもの通りタイトルにあるようなライトノベルとなっております。
まぁ、主人公の周が不摂生極まりない生活で元から駄目駄目人間だった説もありますが・・・。
え?真昼が可愛いから良いんじゃないですか??
ぽわぽわとした気分でまるで自分まで駄目人間になってしまったかのよう!!(笑)
こんな生活してたら誰でも駄目人間になりますって・・・。駄目人間育成キット。

作者さんのコメントで両片思いが好きなようですね。
わかる!!わかりますよ先生!!(笑)
1巻目ではまだまだその片鱗は見えにくいですが、巻数が進むにつれてひどいこと(誉め言葉)になってきますよ。
なんでこいつらは付き合わないんだ?え?結婚してないの??とばかりに。

ゆっくりじわじわと2人の関係性が深まっていく感じが最高です。
仲良くなってはい終わり!!でもないですし、仲良くなった後もなんだかじれったい関係性は微笑ましい限りです。
にしても主人公もイケメンだなぁ??もっと自信持ってくれよ。

あと完全に余談ですが、私ももう少し料理を頑張ってみようかなぁと思えた作品でもありましたね。
不摂生極まりない周が健康体に見違えていく様には目を見張りましたね。

現在、こちらの作品は5巻目まで出ておりますので真昼の可愛さに心打たれた人はぜひ(笑)
2人がお互いを思いやる気持ちに触れたら優しい気持ちにもなれるのではないでしょうか。

ではまたの機会にお会いしましょう!