活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

となりの彼女と夜ふかしごはん【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『となりの彼女と夜ふかしごはん』(猿渡かざみ/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

大手スーパーの文具部門で新任マネージャーとなった俺・筆塚ヒロトは、仕事漬けの毎日にすっかり憔悴しきっていた。そんな俺の唯一の楽しみは、深夜帰宅後につまみを作って酒を飲むことだけだった、んだけど……いつの間にか、隣に住む腹ペコ女子・朝日さんと賑やかな半同棲生活をすることになってました。(本書より引用。)

 

人物紹介

筆塚ヒロト:大手スーパー文具部門のマネージャー。夜はつまみを作って晩酌する。
朝日カンナ:筆塚の隣の部屋に住む腹ペコJD。犬っぽくてかわいい。
文月リンコ:文具部門で働く。筆塚の後輩にあたるが先輩として認めていない。
柴田ソウジ:筆塚らの上司。筆塚の異動を宣告する。

 

感想

ひょんなことから半同棲することとなった筆塚と朝日。
(きっかけは朝日さんのうっかりだが・・・。)


"優勝"とは大切な人と美味い料理で食卓を囲う時間のこと。
そう、まさにこの本は飯テロそのものです。
とにかく旨そうに晩酌・夜食を嗜みまくる。
表紙絵からも、そういう話だろうなぁと想像していましたが、
思った通りの内容で最高でした!

 

とは言っても、ただ飲み食いするだけではなく、
メインコンテンツは筆塚らを取り巻く仕事関連となっています。

 

おいおい、ラノベまで仕事のこと考えさせられんのかよ?と
思っていましたが、非常に読みやすかったです。


あまりにも朝日さんが美味しそうに料理を楽しむからですかね(笑)
最近だと1人でご飯食べる機会が多くなってしまったので、
何と言うか癒しをたくさんもらえた気がしますね!!

 

お仕事で筆塚が奮闘するシーンも思わず応援してしまいました。
もっと朝日さんに感謝してくれよ(笑)
自分もぼんやりのらりくらりを仕事してないで渇入れないとなぁ・・・。

 

最後となりますが、私が一番好きな表現を紹介します。
と言いますか、一番共感した部分になりますね。

彼ら(偶然すれ違った大学生たち)には義務とか重圧とか責任とか世間体とか、そういったつまらない重荷が一切ない。その自由な両手で喜びを表現し、青い悩みに頭を抱え、かけがえのない仲間たちと肩を組むことができる。

思わず当時の頃を振り返って、
あの頃は良かったなぁだなんて感傷に浸ってしまいましたよ。
だからと言って、他人とか周りの目とか気にしすぎずに
気楽にしていきたいとも思いました。
また明日もお仕事頑張ります(笑)

 

閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ぜひお腹が膨れた状態で読んでくださいね(笑)

 

ではまたの機会にお会いしましょう!