活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

トップカーストによる陰キャのサクセスストーリー。【千歳くんはラムネ瓶のなか】

こんにちはしろはです。
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』(裕夢/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

主人公は、超絶リア充『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。
圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。
仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?(本書より引用。) 

 

人物紹介

千歳朔:学内トップカーストに君臨。元野球部で運動神経も抜群。

柊夕湖:テニス部所属の天然姫。かわいい。

内田優空:努力型で吹奏楽部所属。かわいい。

青海陽:元気なバスケ少女。かわいい。

七瀬悠月:陽と同じくバスケ部。かわいい。

西野明日風:言動の読めない不思議な先輩。かわいい。

浅野海人:体育会系でバスケ部所属。

水篠和希:サッカー部所属。

山崎健:引きこもりのオタク。

 

感想

今回はいわゆる"スクールカースト"でトップに君臨する集団に焦点を当てた作品。

ライトノベルにしてはこの手の作風珍しくない?

彼らによるとある引きこもりの厚生を綴った作品です。

2021年の通称"このラノ"で1位を受賞したこともあり,
以前から読みたかった作品です。

 

なんというか、時々しんどいなぁと思ってしまうことも・・・。

私自身もこういうキラキラしたような学生生活は送れなかった人なので(笑)

体育で運動ができなかったとしても、
楽しめればいいんだよみたいなのが当時の学生時代にはわからなかったなぁ。

仲間内で楽しく過ごすのはどこだろうと簡単ですけどね。

 

ただまぁ、主人公の言動はイケメンだし女の子は誰もがかわいい。

かわいい女の子が出るなら読みたいという方には、
この部分だけで読む価値がある作品かもしれませんね(笑)

ライトノベルとして読めばただの目の保養。ごちそうさまです!!(笑)

 

タイトルのラムネ瓶って何から来ているのだろう?と
読み始めましたが、なるほどなぁという感じでした。

私だったらこんな素敵なタイトル名、思いつきませんよ・・・(笑)

まだまだ1冊目しか読んでいないので、今後の展開も楽しみです!

 

最後に私の好きな表現を紹介します。

正しいコンパスなんてどこにもない。自分のコンパスこそが正しいと信じられるか信じられないかの違いがあるだけだと。
だけどときどき、コンパスを見ようとすらしない人たちがいる。まるで、そんなものを見ていたらまわりの景色を楽しめないと言わんばかりに。

 

あと余談ですが、ライトノベルの割には文章量多くて驚きました。

心理描写とか情景描写とか多かったですもんね。

異世界ものだと情景描写も相まって多くなりがちですが、
学生ものにも関わらずなかなかの読み応えでした。

 

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

(毎月、5の付く日にはライトノベルの書評上げようと思います。(小声))

 

ではまたの機会にお会いしましょう!