こんにちはしろはです。
今回は『純喫茶トルンカ』(八木沢里志/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。
あらすじ
「純喫茶トルンカ」は美味しいコーヒーが自慢のレトロな喫茶店。
東京の下町にひっそり佇む店には、魔法にかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。
ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし……。
孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく……。(本書より引用。)
人物紹介
奥山修一:トルンカでバイトする大学生。
雪村千夏:トルンカにやって来て突然,修一と前世で恋人関係にあったと告げる。
立花雫:マスターの娘。自称"トルンカの看板娘"
感想
登場人物を紹介しましたが,本作品は3部で構成される三人称多元描写となっています。
随分とキャラの濃い登場人物が出てきますので中だるみすることなく読めると思います。
まぁ,会話ごとに格言を散りばめたような発言する人が現実にいたら疲れる気もしますが…(笑)
ただ,あくまでもこれは小説なので私はこういうのも大歓迎です。
3部作の中でも,私は2つ目の"再会の街"が一番好きでした。
上では紹介しなかった人物視点となっておりますので楽しんでいただけたらなと!
こういうほっこりとするような小説を片手に喫茶店でコーヒーを飲むのが私は何よりも好きでして…。最近は家で読む機会が増えてしまったのでまた行きたいなぁとなりました。
私も日々を面白いと感じたいから毎日をきちんと生きたいと思いましたね。
以前,同じ作者さんの作品で"きみと暮らせば"を読んだことがありますが,どちらもどこか心が温かくぽかぽかするような話となっております。
興味のある方はこちらもぜひ!私は下の作品の方がより好みでした。
今回紹介したのは小説に刺激を求めているような方にはあまりお勧めできませんが,日々に疲れ切って小説だけでも癒しを求めているような方にはオススメです!
ぜひ一杯のコーヒーを用意して読んでみてはいかがでしょうか?
評価
評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。
閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ではまたの機会にお会いしましょう!