しろはによる自由気ままなブログ

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嫌なことから思わず逃げ出したい人に贈る一冊。

今回は『雨降る森の犬』(馳星周/著)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単なあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

  

雨降る森の犬 (集英社文庫)

雨降る森の犬 (集英社文庫)

  • 作者:馳 星周
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫
 

9歳で父を亡くした中学生の雨音は、新たに恋人を作った母親が嫌いだった。学校にも行かなくなり。バーニーズ・マウンテン・ドッグと立科で暮らす叔父のもとに身を寄せることに。隣に住む高校生・正樹とも仲が深まり、二人は登山の楽しみに目覚める。わだかまりを少しずつ癒していく二人のそばには常にあふれる自然や愛犬ワルテルの姿があった。犬の愛らしい姿が心に響く長編小説。(裏表紙より引用)

 

広末雨音:中学生。母親がアメリカに移住した際に道夫との同居を決めた。

乾道夫:雨音の叔父。山岳写真家。

国枝正樹:隣の別荘に住む高校生。ある時期だけこの別荘に来るがイケメンとして有名。

ワルテル:道夫が飼う犬。バーニーズ・マウンテン・ドッグという犬種。

 

今回は立科町を舞台とした自然あふれる作品です。

立科町には行ったことがなくどんな地域なのかな?と想像しながら読んでいました。

読了した後に立科町を調べてあまりの奇麗さに自分の想像力の無さを実感してしまいました。

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出典元:Wikipedia立科町(蓼科山と女神湖)立科町 - Wikipedia

 やはり想像するのと実際に画像を見るのとでは違いますね。

作中でも出てきましたが,自分の目で確かめてみたいと思いました。

長野県に旅行した際には是非足を延ばして行ってみたいです!

 

さて,バーニーズ・マウンテン・ドッグという犬種が出てきますが,表紙絵にあるような黒が基本色で顔や足には白や茶色が彩られた犬です。

幼少期のころ私は犬に苦手意識がありましたが,思わず犬と一緒に暮らしてみたいと思うほどでした。

愛犬家の方にはたまらない作品なのではないでしょうか?

 

雨音は母親から,正樹は両親からと思わず逃げ出してしまう描写があります。

思うようにいかず葛藤する様子には,中高生特有の不器用さを思い出させてくれるのではないでしょうか。

最後になりますが,私の好きなフレーズを紹介します。

嫌なことから逃げるのは簡単だよな。(中略)向き合って闘わなきゃ,なにも解決しない。(本文より引用

人間は過去と未来に囚われて生きている。(中略)動物は違う。あいつらは,今を生きている。瞬間瞬間をただ,精一杯生きているんだ。過去に囚われることも,未来を恐れることもない。(本文より引用

 

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!