活字紀行

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『クリムゾンの迷宮』 著者 貴志祐介

今回は『クリムゾンの迷宮』(著者 貴志祐介)を読みました。

簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。

※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。

 

”火星の迷宮へようこそ。”

傍らにあった携帯用ゲーム機が無機質なメッセージを表記する。

辺りを見渡せば一面が鮮やかな深紅色に染まった異様な世界。

指示に従っていると他のプレイヤーと出会い,サバイバルが始まる。

このゲームがゼロサム・ゲームなのか考えながら藍との脱出を目指す…という話です。

 

藤木芳彦(主人公):昨年までは大手の証券会社に勤めていたものの現在は1人の失業者。

目が覚めると一面が鮮やかな深紅色に染まった異様な世界にいた。

 

大友藍:藤木が最初に出会った補聴器を身に付ける女性。藤木と行動を共にすることとなる。

 

今回はSF要素が絡められたホラー×サバイバル主体の話。

最初はおーおー,意外と登場人物が多くて大変だな??と思っていましたが,読んでみればハラハラとさせるサバイバル描写や臨場感に引き込まれていきました。

自分がこんな状況に立たされたら呆然として何もできないだろうなと思ってしまいましたが…(笑)

さも当たり前のように,何もない状況下でも方角や距離を把握できる知識はすごいなと。

 

物語は中盤に差し掛かるにあたって,ホラー要素も追加されてきます。

迷宮と称するだけであって猛獣のような危険生物等々も登場します。

この繰り広げられる狂気のゲームには不気味でありながら惹きつけられるものがあります。

ハラハラとするようなサバイバルを読みたい!という方にオススメです!

 

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

 

 

ではまたの機会にお会いしましょう!