今回は『さよならの言い方なんて知らない。』(著者 河野裕)を読みました。
簡単ではありますが,まずは簡単な登場人物とあらすじ紹介から。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご了承ください。
あなたは架見崎の住民になる権利を得ました。
そんな知らせが香屋歩,秋穂栞の元に届いた。
いざ現地に行ってみると,そこでは能力を使って領土を争い,戦争をしていた。
架見崎での戦いとは,そしていなくなったトーマの行方とは…という話です。
香屋歩(主人公):トーマから送られてきた画像に載っていたマークと同じ招待状が届いた。
世界平和創造部の管理者を担当している。
トーマ:ようやく生きる意味がみつかりそうなんだよ,と言い残して消えた。
最後のメールには白い封筒を見せつけるような画像が添付されていた。
秋穂栞:歩とは七年に付き合いになる少女。歩と同じく管理者を担当。
歩と同じく架見崎への招待状を受けることにする。
今回はちょっとした異世界で能力を使って戦うようなバトル物語。
先に言っておきますが,この本は”架見崎シリーズ”として続編が出ています。
はっきりと完結はしないため,その点は注意してください!
さて,本題に入っていきますがこの架見崎に行き際に能力を得ることができます。
簡単に言えば,攻撃手段を得るもの,自身の身体能力を向上させるもの,味方を補助するもの,そしてオリジナル。
この”オリジナル”というものはどんなものでも設定可能であるが既存のものは設定できないものとなっています。それに加えて,”オリジナル”は他の能力と比べてコスパが3割ほど悪いものとなっています。
香屋,秋穂がそれぞれ何の能力を得るのか楽しみにしてください!
この香屋という少年は結構クセのある性格をしており,周りを振り回すこととなります。
ただ,とても頭のキレる性格であり窮地を潜り抜けていきます。
読んでいて苦手な人には苦手な印象あると思いますね…(笑)
頭のキレる主人公が繰り広げるバトル物語,ということを念頭に置いてほしいです!
個人的には同じ作者さんの作品である『いなくなれ,群青』シリーズの方が好きでしたね。
ただ,バトル風の話も好きなのでこういうのも好きですが!
テンポよく読める作品だったのではないかと思います。
評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。
閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ではまたの機会にお会いしましょう!