活字紀行

自分自身に満足を。つらつらと書評ブログ。Twitter@sh1roha_468

魔眼の匣の殺人【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『魔眼の匣の殺人』(今村昌弘/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は、予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人に死が訪れ、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに、客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り四十八時間。二人の予言に支配された匣のなかで、生き残り謎を解き明かせるか?!(本書より引用。)

 

人物紹介

葉村譲:神紅大学経済学部一回生。ミステリ愛好会会長。
剣崎比留子:神紅大学経済学部二回生。ミステリ愛好会会員。

感想

今回は通称"屍人荘の殺人シリーズ"と呼ばれるシリーズものの2作品目です。
私自身、屍人荘の殺人は映画が初見だったので、本作品から急に小説を読んでも大丈夫かなぁと不安でしたが、何も問題ありませんでした。

むしろ、葉村君と剣崎さんは実写で演じられた神木隆之介さんと浜辺美波さんに脳内変換されて楽しむことができたので、むしろこちらの方が良かったまであります。
ただ、映画の評価はあまり良くなかったようで?(私は結構楽しめた人だったのですが・・・。)小説の方が評価されている方々が多いようですね。

1作目はこちらですので興味のある方はこちらからぜひ!!
(私も小説版読んでみようかな・・・。)

屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

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さて今回の内容ですが、いわゆるクローズドサークルで描かれるミステリーです。

 

クローズドサークルとは

何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品(Wikipediaより引用。)

というものですね。

 

前回の屍人荘の殺人もこのクローズドサークルで繰り広げられるミステリー作品でしたね。
詳細はここでは伏せておきますが、劇場では非常に驚いた印象があります。

今作でも一杯食わされてしまいました。
前作ほどの異様な衝撃はありませんでしたが、犯人像に関してはさっぱりでした(笑)
生き残ってくれ!!と思いながら読んでいた人物が死んだときは落ち込みましたね・・・。

でも前作から続く班目機関の謎はまだまだ明らかになりません。
3作目もすでに出ていることもあり、こちらで明かされるのでしょうか?
こちらも読破して自分の目で確かめてみようと思います。

それにしても、葉村君と剣崎さんは本当に親しい間柄になりましたね。
お互いが信頼しあって班目機関に関する手がかりを掴もうとする姿勢に嬉しくなりました。
特に剣崎さんは前作の冒頭から印象が大きく変わりました。

クローズドサークルならではの、疑心暗鬼になって他人を誰を信用すればいいのかわからなくなるような緊迫感がこちらまで伝わってくる作品でした。
SF要素が大好きなので、個人的にはとても楽しめた作品でした!

 

こんな方にオススメ

 

  • クローズドサークルが好きな方。
  • 屍人荘の殺人を読んだ方、見た方。
  • 予知能力のようなSF的ミステリーも好きな方。

 

評価

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう! 

 

となりの彼女と夜ふかしごはん【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『となりの彼女と夜ふかしごはん』(猿渡かざみ/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

大手スーパーの文具部門で新任マネージャーとなった俺・筆塚ヒロトは、仕事漬けの毎日にすっかり憔悴しきっていた。そんな俺の唯一の楽しみは、深夜帰宅後につまみを作って酒を飲むことだけだった、んだけど……いつの間にか、隣に住む腹ペコ女子・朝日さんと賑やかな半同棲生活をすることになってました。(本書より引用。)

 

人物紹介

筆塚ヒロト:大手スーパー文具部門のマネージャー。夜はつまみを作って晩酌する。
朝日カンナ:筆塚の隣の部屋に住む腹ペコJD。犬っぽくてかわいい。
文月リンコ:文具部門で働く。筆塚の後輩にあたるが先輩として認めていない。
柴田ソウジ:筆塚らの上司。筆塚の異動を宣告する。

 

感想

ひょんなことから半同棲することとなった筆塚と朝日。
(きっかけは朝日さんのうっかりだが・・・。)


"優勝"とは大切な人と美味い料理で食卓を囲う時間のこと。
そう、まさにこの本は飯テロそのものです。
とにかく旨そうに晩酌・夜食を嗜みまくる。
表紙絵からも、そういう話だろうなぁと想像していましたが、
思った通りの内容で最高でした!

 

とは言っても、ただ飲み食いするだけではなく、
メインコンテンツは筆塚らを取り巻く仕事関連となっています。

 

おいおい、ラノベまで仕事のこと考えさせられんのかよ?と
思っていましたが、非常に読みやすかったです。


あまりにも朝日さんが美味しそうに料理を楽しむからですかね(笑)
最近だと1人でご飯食べる機会が多くなってしまったので、
何と言うか癒しをたくさんもらえた気がしますね!!

 

お仕事で筆塚が奮闘するシーンも思わず応援してしまいました。
もっと朝日さんに感謝してくれよ(笑)
自分もぼんやりのらりくらりを仕事してないで渇入れないとなぁ・・・。

 

最後となりますが、私が一番好きな表現を紹介します。
と言いますか、一番共感した部分になりますね。

彼ら(偶然すれ違った大学生たち)には義務とか重圧とか責任とか世間体とか、そういったつまらない重荷が一切ない。その自由な両手で喜びを表現し、青い悩みに頭を抱え、かけがえのない仲間たちと肩を組むことができる。

思わず当時の頃を振り返って、
あの頃は良かったなぁだなんて感傷に浸ってしまいましたよ。
だからと言って、他人とか周りの目とか気にしすぎずに
気楽にしていきたいとも思いました。
また明日もお仕事頑張ります(笑)

 

閲覧くださり,ありがとうございました。
気になった方は是非読んでみてください!
ぜひお腹が膨れた状態で読んでくださいね(笑)

 

ではまたの機会にお会いしましょう! 

マツリカ・マジョルカ【書評】

こんにちはしろはです。
今回は『マツリカ・マジョルカ』(相沢沙呼/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学園の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当はそんな必要なんてないのかもしれない……彼の中で何かが変わり始めたとき、自らの秘密も明らかになる出来事が起こり!? やみつき必至の青春ミステリ。(本書より引用。)

 

人物紹介

柴山祐希:冴えない高校生活を送る高校1年生。シスコン。
マツリカとの出会いを経て人との関わりをもつようになる。

マツリカ:学校近くの雑居ビルに住み込む謎の少女。
柴山に無理難題を要求したりパシリ扱いしたりする。

 

感想

"わたしはね、人間を見ているのよ。"
どこかミステリアスな印象を放つ女性、マツリカさん。
そしてクラスに馴染めずに冴えない日々を過ごすシスコンの柴山。
そんな2人に焦点を当てた青春ミステリーとなっています。

 

読んでいる最中に一番感じたことは、
あれ?これは官能小説かな??でした。
(まぁ官能小説って読んだことありませんが)
そのくらい艶めかしい描写が多々。


と言いますか、太ももへのこだわりがこれでもかと・・・(笑)
高校生ならではの盛んな想像力や欲望がありありと表現されていました。
なんかもう、こちらまでドキドキしましたよ(笑)

 

さて、肝心の内容ですがミステリーとはいうものの殺人事件が絡むような殺伐とした内容は全く登場しません。
さらに、完全にミステリーを解決するのではなく、あくまでも憶測を述べて終わりという形になってます。
はっきりと事件の真相を知りたい!という方にはオススメしません。

 

ただ、短編集ですっきりとミステリーを楽しめるので、
隙間時間にミステリーを楽しみたい!という方にはオススメです。
活字が苦手な方も読みやすいのではないでしょうか。

 

読了後の感想は、読み足りない!これに尽きます。
ところがどっこい、続編が2つも出ているじゃないですか。
マツリカさんの魅力の虜になった1人かもしれません(笑)

 

マツリカさんの素性や柴山が今後の学生生活をどう過ごすのか
描かれていると非常に嬉しく、今から楽しみです。

こんな方にオススメ

 

  • 殺伐としていないミステリーを読みたい方。
  • 読書慣れしていなくてもミステリーを読んでみたい方。
  • 太もも好きな方、美少女に虐げられたい方(?)。

   (こんなこと書いて大丈夫なのだろうか・・・(笑))

評価

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう! 

 

トップカーストによる陰キャのサクセスストーリー。【千歳くんはラムネ瓶のなか】

こんにちはしろはです。
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』(裕夢/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

主人公は、超絶リア充『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。
圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。
仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?(本書より引用。) 

 

人物紹介

千歳朔:学内トップカーストに君臨。元野球部で運動神経も抜群。

柊夕湖:テニス部所属の天然姫。かわいい。

内田優空:努力型で吹奏楽部所属。かわいい。

青海陽:元気なバスケ少女。かわいい。

七瀬悠月:陽と同じくバスケ部。かわいい。

西野明日風:言動の読めない不思議な先輩。かわいい。

浅野海人:体育会系でバスケ部所属。

水篠和希:サッカー部所属。

山崎健:引きこもりのオタク。

 

感想

今回はいわゆる"スクールカースト"でトップに君臨する集団に焦点を当てた作品。

ライトノベルにしてはこの手の作風珍しくない?

彼らによるとある引きこもりの厚生を綴った作品です。

2021年の通称"このラノ"で1位を受賞したこともあり,
以前から読みたかった作品です。

 

なんというか、時々しんどいなぁと思ってしまうことも・・・。

私自身もこういうキラキラしたような学生生活は送れなかった人なので(笑)

体育で運動ができなかったとしても、
楽しめればいいんだよみたいなのが当時の学生時代にはわからなかったなぁ。

仲間内で楽しく過ごすのはどこだろうと簡単ですけどね。

 

ただまぁ、主人公の言動はイケメンだし女の子は誰もがかわいい。

かわいい女の子が出るなら読みたいという方には、
この部分だけで読む価値がある作品かもしれませんね(笑)

ライトノベルとして読めばただの目の保養。ごちそうさまです!!(笑)

 

タイトルのラムネ瓶って何から来ているのだろう?と
読み始めましたが、なるほどなぁという感じでした。

私だったらこんな素敵なタイトル名、思いつきませんよ・・・(笑)

まだまだ1冊目しか読んでいないので、今後の展開も楽しみです!

 

最後に私の好きな表現を紹介します。

正しいコンパスなんてどこにもない。自分のコンパスこそが正しいと信じられるか信じられないかの違いがあるだけだと。
だけどときどき、コンパスを見ようとすらしない人たちがいる。まるで、そんなものを見ていたらまわりの景色を楽しめないと言わんばかりに。

 

あと余談ですが、ライトノベルの割には文章量多くて驚きました。

心理描写とか情景描写とか多かったですもんね。

異世界ものだと情景描写も相まって多くなりがちですが、
学生ものにも関わらずなかなかの読み応えでした。

 

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

(毎月、5の付く日にはライトノベルの書評上げようと思います。(小声))

 

ではまたの機会にお会いしましょう! 

未練を残さないように今この瞬間を満足したい一冊。【優しい死神の飼い方】

こんにちはしろはです。
今回は『優しい死神の飼い方』(知念実希人/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷……もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた――。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。(本書より引用。)

 

人物紹介

レオ:見た目はただのゴールデンレトリバーだが、中身は死神。
"我が主様"の命を受けて地縛霊となりそうな人間の魂を開放することに。

朝比奈菜穂:凍えているレオを見つけた名付け親。
"丘の上病院"に勤務している看護師。

 

感想

今回はホスピスを舞台とした話です。

ホスピスとは、不治の病に侵された人間が最期の時を
肉体的、精神的苦痛を取り除きながら過ごす終の住処だそうです。

 

ホスピスというだけあって、ガン患者や骨肉腫を患った患者が出てきます。

余命わずかな患者たちが様々な未練を抱えています。

死神レオの役目はそんな患者たちの未練を断ち切ること。

難しそうですが、そこは死神の力でちょちょいのちょいと。

 

この作品、犬好きな方にはたまらないでしょうね。

私は犬って飼ったことがないのでよくわかりませんでしたが、
たびたびある行動とか親近感を覚える方もいるのではないでしょうか。

 

時々、天然っぽい雰囲気が何とも可愛らしかったです(笑)

そもそも犬ってシュークリーム食べるものなんですか?

あまりにもレオが美味しそうにシュークリーム食べるから、
読み終わったあとに思わずローソンのシュークリーム買っちゃいましたよ(笑)

 

患者たちの未練を断ち切った後にどんな結末を迎えるのだろうと
期待していましたが、全く予想していなかった展開だったので少々驚きました。

なんとなく、好き嫌いがはっきりわかれそうだなぁと。

え?そんな展開起こります??という感じでした。

私としては驚きも相まって、読むのが止まりせんでした。

 

ただ、物語の結末は読んでいてどこか優しい気持ちになれる作品でした。

人なんていつ死ぬかなんてわからないから未練が残らないように
好きなことを突き通していきたいと思いました。

 

そう痛感させられた表現を紹介します。

未来がわからないからこそ、人は一瞬一瞬を必死に生きようとする。

今しかないこの有限の瞬間を大事にしていきたいですね!

 

こんな方にオススメ

 

  • 愛犬家の方。
  • できる限り後悔や未練を残したくない方。
  • "死"や"人生"について考えるきっかけが欲しい方。

 

評価

評価は 4.0/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう! 

 

 

 

 

投稿記事数が100を超えた話。

こんにちはしろはです。

タイトルにもあります通り、今月は投稿記事数が100個を超えた話に触れたいと思います。

まずはいつも見てくださる方には本当に感謝しております!!

これからも何か機会があれば見ていただけると私はとても嬉しいです!!

 

 

始めに

再三となりますが、私は2020年からぽつぽつとブログを書き始め、記事数が100個を突破しました。

三日坊主気質なところがある私がここまで続けられるとは思っておりませんでした(笑)

ここまで続けられたのも、どこかで私のブログを見てくださっていることが何よりも支えになったと思っております。

本当にありがとうございます!!

 

今後のブログ方針について

さて、端的に言いますと私はどっぷりとブログにハマってしまいました(笑)

ブログを始めた当初はHTMLだのCSSを勉強しようとは微塵も思いませんでしたからね。

まだまだ改善したいことがあるんだけどうまくいかねぇ!と
編集するたびに四苦八苦しております。

過去の記事とかもうぐちゃぐちゃですよ・・・(笑)

 

色々な方のブログを見るときだけでなく、何気ないWebサイトを閲覧した時でさえも
うわこのデザイン良いな!どうやって作っているんだろうと興味を持つように。

デザインに関してはより良くしていきたいですね。子供の頃からデザイン感覚とか全くセンスなかったのでどこまでできるか・・・。

 

新しくやってみたいこと

今度は新しくブログでやってみたいことですね。

思った以上に継続できるんだなと思い始めたら色々と手を出したくなっちゃいました(笑)

 

まずは、この毎月末に投稿している訳のわからない(?)独り言と
毎週末に投稿している言いたいことだけ言う書評ブログだけでなく、他のジャンルにも手を出してみようかなーって思っています。

 

一応、頻度は私のペースと相談ですが下記の3つくらいやってみたいなーと。

 

  • ビジネス書の要約(手短に複数紹介)
  • ライトノベルの書評
    (これはただ単に読む口実が欲しいだけまである)
  • 資格の話(これは語れるような資格を取ってから)

 

以上の3つですね!

ビジネス書は何かしらのアウトプットをしたいなって思っていたので、これは確実にやります。毎月末にまとめて載せる感じかな?

 

実はライトノベルも結構読むんですよね。

いつまで若い人気どりしているんだって感じですけど(笑)

ふとした瞬間に、砂糖菓子のようなラブコメを読んだり、

異世界ものに足を突っ込んで現実逃避したりしたくなるんですよ
(誰か伝わってください(笑))

 

最後に資格ですね。

正直なところ、これが一番やる可能性低いですね。

今は隙間時間とか(コロナのせいで)結構あるので、色々な勉強をしていますが、
何か資格として結果を出せるかどうかはわからないので。

ただ、資格勉強をするモチベーションにはつながると思うのでここで宣言しておきます。

精一杯、資格勉強をして結果を残してみせます(笑)

 

最後に

改めまして、いつも見てくださる方には本当に感謝しています。

ありがとうございます!!

これからもまったりと自分のやりたいことをまったりと形に残していくつもりですので、今後ともどうぞよろしくお願いします!!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!

身近にあふれた人とのつながりを認識させてくれる一冊。【東京タワーが消えるまで】

こんにちはしろはです。
今回は『東京タワーが消えるまで』(森沢明夫/著)を紹介します。
※本文にはネタバレを含む場合がありますので,ご注意ください。

 

あらすじ

私は佐倉すみれ、32歳、独身。大手レコード会社を辞めて自分でレコード会社を立ち上げた。独立してから予想以上に毎日忙いけど充実した日々を送っていていた。大好きな彼・亮より仕事を優先していたら、ある日「バイバイ」とメールがきてしまい……。もう、私は仕事に生きる! と思った矢先。社運がかかったライブ当日追い打ちをかける事件が起きた! 2011年春に映画化も決定した『津軽百年食堂』の著者による爽快ジェットコースター物語!(本書より引用。)

 

人物紹介

佐倉すみれ:株式会社 スマイル・ミュージックの社長。
以前勤めていた大手レコード会社を退職し、
個人でプロデューサーを手掛けることに。

:すみれの彼氏。ある日、すみれにメールでバイバイと告げる。

田中俊之:通称”トシ”ちゃん。レコーディング・エンジニア。
すみれの仕事仲間。

ハルト:十年ほどに前に期待のヴォーカリストとしてデビュー。
だが、いまひとつ芽が出ずに七年前に解雇、現在はライブをしたり楽曲提供をしたり。

ミッチー:ハルトの娘。トシちゃんの親友でもある。
ニカッと笑う元気な幼稚園児。

 

感想

今回は一人の音楽プロデューサーによる奮闘の日々を綴った話です。

正にジェットコースター物語と言わんばかりの慌ただしい毎日。

そして、都会の慌ただしさとは打って変わった田舎での安らぎ。

最後まで飽きさせることのない素敵な話です。

 

私は音楽活動とか一切の興味が出なかった人ですので、バンドとかアーティストとして活動するためには色々な準備があるのだな、と知るきっかけにもなりました。

 

主人公のすみれには、これでもか!というまでに不運が連続してしまい、もう勘弁してあげてよというほど。
ただ、すみれの周りには頼れる仲間がたくさんおり、幸せさがじわりと伝わってきます。
こういう当たり前だと思ってはいけない人への感謝を大切にしようと思いましたね。
だとしてもすみれの反骨精神は強すぎます。
こればかりは私も見習いたいと思いました(笑)

 

読んでいる最中は続きが気になってしょうがなく、読了後はどこか胸がぽかぽかするような感覚とか最高すぎませんかね?

本当に森沢明夫さんの作品はどこか人の暖かさを感じさせてくれる作品ばかり。

どうやったら文章にここまでの感情をもたせられるのでしょうか。

これはまた好きな作品ができてしまいました。

 

最後に私の好きなセリフを紹介します。

大人がさ、物事を脳で判断しないで、胸で判断するようになったら、世の中はぐっと楽しくなりそうな気がするんだよな 

 

いかがでしょうか?

大人になった人こそ、自分の直観に身を任せて挑戦してみるべきなのかもしれませんね。

自分がやりたいことを突き通せるのが一番ですもんね!

 

こんな方にオススメ

 

  • 単純に音楽活動が好きな方。
  • 慌ただしい毎日に一息つきたい方。
  • すっきりと後味良い作品が読みたい方。

 

評価

評価は 4.5/5.0 とさせていただきます。

閲覧くださり,ありがとうございました。

気になった方は是非読んでみてください!

 

ではまたの機会にお会いしましょう!